怖かった話
2008年 09月 01日
恐怖体験と言ってもバスの修理に関してなんですけどね(笑)修理していて怖いと思う経験は結構あります、実際顔に6針縫う怪我もしたしジャッキでトラックを上げていて下に潜っていたら地震が来てトラックが大きく揺れたり...とか
しかし今考えても怖かったのが少し前に路上でエンジンが吹きっぱなしと言う修理がありました、普通はキースイッチで止まるのですがあまりにも回転が上がりすぎてキースイッチでは止まらないんです。
すぐ現場に行ったら今にもエンジンが壊れそうなくらい唸っているんですよ、これは怖い!ディーゼルエンジンは回転が回りすぎるとコンロッドがエンジンブロックを突き破ってしまいます、いつその状態になってもおかしくない状態だったんですね、これは本当に怖かった。
とりあえずなんとかエンジンを止めないといけないのでポンプのエンジンストップを作動させてみましたがこれもNG....最終手段でギアを入れてエンストさせるしかない...しかし最高回転以上で回っているエンジンにギアを入れてエンストさせるのはかなり勇気が必要なんですね2速でやってみるとクラッチの焼ける臭いと共に前に進もうとする...危ない....1速に入れて再度挑戦..クラッチが滑りながらなんとか停止....
この間5分も無いんですけど私にとってはえらい長く感じました。
原因ははっきりわからなかったんですけどターボのファンが完全に壊れてました、考えられるとすれば過給がかかりっぱなしだったと言う事くらいで、なぜそうなったかは不明です。
幸いエンジン本体には被害はなく良かったのですがクラッチ板がずるずる....完全に無くなってました。
後にも先にもこの修理はこの一度だけですが、ほんとエンジン吹けっぱなしで止まらないと言う修理が一番怖いですね〜ガソリン車ではあり得ない修理ですからね。